Saddle, Towel, Wrapper, Throw, Sheath, Cloak, Sleeve, Blanket, Carapace, Hull, Pommel, Shell

この作品を特徴づけるのは家庭内に普通にある物品と、それらが暗に示す人の存在というものに対する関心である。この作品においてジャガーは内部の変化と変質を表現している。すなわち私というものは、1枚の皮、ひとつの身体のなかに収められた数々の自己で、そのすべてが私という存在であり、異なる自己が表出するときにカタルシスを感じるのだ。

エリザベス・ジャガー