〈IdleBeats〉的精神の根幹はコラボレーションにある。ミュージシャンと一緒にアルバムのアートワークをデザインしたり、ブランドと組んで製品イメージを上げるポスターを制作したりするほか、〈Tale of Two Cities〉と題されたシルクスクリーン展を継続的に開催している。ディケンズによる同名の小説(革命前、貴族の圧政に苦しむフランス農家の窮状を、魅力的とは言い難い同時代のロンドンでの生活と並行して描き出した名作)をベースにしたこのエキシビションでは、ほかのスタジオとコラボして制作されたシルクスクリーン作品が展示されるのだ。2015年に、パリのシルクスクリーン印刷会社〈FrenchFourch〉とコラボした初のエキシビションを大成功させた〈IdleBeats〉。〈Tale of Two Cities〉の第2章は、カンボジアに拠点を置く〈Sticky Fingers〉と共につくることになったようだ。
私たちが今回話を聞いたのは、ニニ・サム(Nini Sum)。〈IdleBeats〉を運営するアーティストデュオの一人である彼女が、出展作品をいくつか紹介してくれた。
1. My Boy
2. "Statue" series - Statue No.1
3. "Statue" series - Statue No.3
4. “Real Big City” series - Knight Night
5. “Real Big City” series - Metro Station