22歳、ニューヨークを拠点に活動するエミリー・オーバーグ(Emily Oberg)は、ストリートウェアの未来を担っている。プロデューサーとして、ディレクターとして、アイデアを概念化するエディトリアル・ディレクターとしてComplexで活動していない時は、自身が立ち上げたSporty & Richでのクリエーションを手がける。そのユニークなビジョンを持って、洋服のラインから書籍出版までを行っている。彼女自身が得たインスピレーションと、彼女が目標に向かって前進し続ける姿勢を、ひとびとに視覚的に、精神的に、そして感情的に伝えるオーバーグは、健全な野心と決意をもって未来を築く新たな世代のロールモデルだ。
ジョアン・ジルベルト(Joao Gilberto)の音楽を聴くと、私が子供だった頃にそれを聞かせてくれた父を思い出す。
また、色鮮やかな果物がなり、その向こうには穏やかな海が広がる、暖かくよく晴れた場所を連想させます。
「フェミニニティ」は、女性として自分を特別な存在と感じさせてくれる全てのことを指す言葉。
恋愛や仕事では、可愛いドレスに可愛いヒールを合わせて、女性が持つ力をフルに使う——自分にしかないクオリティを知ることも大切。
自分を取り巻く環境から力を得るには、意識的に違った角度から物事を見てみることが大切。
ものづくりをする際にはすべての感覚を研ぎ澄まします。食べるものや、鼻をかすめる香り、聴く音楽、観たい映画など、感覚的に私を刺激してくれるものが、周囲にもたくさんあるはず——感覚を研ぎ澄まし、見方を変えさえすれば、美というものはいたるところで見出されるのを待っているんだと気づけるの。
マウイは私にとって特別な場所——第2の故郷。
マウイには1年間暮らしたことがあって、今でも母と妹が住んでいるので、年に数回は帰ります。マウイでは、時間がゆっくりと流れます。せわしく生きる必要がなく、ただリラックスできる。美しい環境の中で、完璧な時が流れる、そんな場所です。まさに地上の楽園よ。
妹が使っているボディウォッシュの香りが、幸せな過去の瞬間へと私を瞬時に連れて行ってくれる。
今ではそのボディウォッシュしか使いません。使うたびに妹を思い出し、妹が赤ちゃんだった頃を思い出して、幸せな気持ちになれるんです。