カナダのドキュメンタリー映像作家 チェルシー・マクマレン(Chelsea McMullan)の『Making Images』は、写真家ハーレー・ウィアーが世界5都市に生きる5人の女性を探し求めて旅した記録を綴るとともに、イネス・ヴァン・ラムズウィールド(Inez van Lamsweerde)、チェン・マン(Chen Man)、ジュノ・カリプソ(Juno Calypso)、アシュリー・アーミテージ(Ashley Armitage)、ジェン・デイヴィーズ(Jen Davies)、アルヴィダ・バイストロム(Arvida Bystrome)、レバ・メイバリー(Reba Maybury)など、今日を代表する女性クリエイターたちを温かい視点で見つめたムービーを作り上げた。
"光で遊ぶのが好き。でもポートレート作品となると、光が邪魔な要素になっては困るから、照明をむやみにいじったりせず、そこにあるがままの光で撮影に挑む。自分で自分に制限を課して作品作りにあたるのが好きなの"イネス・ヴァン・ラムズウィールド
“女性や、社会が二極化した性に苦しむ人々、トランスジェンダーの人々、ジェンダーの分類に悩む人々、少数派と呼ばれるセクシュアリティや肌の色に生まれついた人々、様々な体型の人々——そういった、矮小化されている人々を世界の面前に明らかにすることは、とても大切なことだと思う” アシュリー・アーミテージ
"これまで一貫してわたしのインスピレーションになっているのは、タブーを打ち破るひとびとや、ステレオタイプ化や社会の押し付けを拒絶して生きる女性。真に自分らしく生きようとすれば、ルールは守るんじゃなく破っていくしかないのよ” レバ・メイバリー
“直感を信じて、リラックスできる時間を作って、自分らしく生きることを考える。それができて初めて、私たちが写真を通して想像する世界を真に表現できるようになるのです” チェン・マン
“10代のころは、部屋にこもってネットにばかり時間を使っていたわ。そんな私に、写真とセルフ・ポートレートが自己表現というものを教えてくれた” アルヴィダ・バイストロム
“まだ学生だったころ、私はシリアスで平坦な作品しか作れずにいた。そんなある日、みんなを笑わせることができるようなものが作りたいと思ったの。子どもの頃に見たコメディが大きな影響としてあったんでしょうね” ジュノ・カリプソ