大澤 実音穂
バンド「雨のパレード」でドラムを担当する彼女。端正な顔立ちでドラムを叩くミネホさんの姿は、とても魅力的でかっこいい。自主企画《漂白する都市》は、みんなで作り上げた空間がとても興味深かったです。どこか自然を感じさせてくれる曲調で、言葉ひとつひとつが体に吸収されていくよう。柔らかく包まれた空気の中を歩いている途中に、ぐっと力強い言葉がぶつかるような音楽だと思います。それにライブがとても心地よいバンドで、新しいアルバム『Change your pops』はかなり推しています!
芽生
これまでたくさんの女の子たちを撮ってきたつもりですが、その中でも初めて「ああ、守りたくなる女の子だなあ」と思いました。こんなことを言うと変かもしれませんが……。関わった人たちみんなに多分、きっとそう思わせてしまう。そんな雰囲気を持った子です。日本人なのですが、アメリカ生まれの彼女が東京に来て、今年で5年。今はモデルの仕事をしていますが、海外の音楽がとても好きと話す彼女がやりたいことは、海外アーティストの、日本ライブをブッキングすることだそう。また、雑誌やweb媒体で、海外アーティストを紹介する企画を立てたいと夢を語る。これからが楽しみな女の子です。
松浦りょう
明るくて、よく笑うりょうちゃん。しゅっとした佇まいの彼女がつくり出す表情が、とても好きです。カメラを向ければ、吸い込まれてしまうよう。不思議な雰囲気があります。こちらが指示を出さなくても、私が撮りたいと思う瞬間が、次から次へと出てきます。被写体としての直感が、かなり冴えているんだと思います。いつか彼女が動く姿も、撮ってみたい。みんなにもぜひ、写真のりょうちゃんだけではなく、映像としての彼女も見て欲しいんです。
中田絢千
演技をしている彼女。ファインダーを通して見ると、肉眼で見たときの姿から変化するのです。なぜだろう。どちらも素敵だけれど、2つの顔を持っているのは、いい意味で魅力的だと思います。一見、落ち着いているように思える彼女ですが、実はとても活発で、ずっとずっと動いている。からだで表現することが、本当に好きなんだなあ。私は、そんな彼女追いかけながら写真を撮るのが好きです。
酒井いぶき
ロングヘアが特徴で、いろんなことに興味を持っている、魅力的な女の子です。モデルの活動をはじめ、テプラアーティストとして、ZINEやアクセサリーを創って、アートブックフェアなどイベントで販売していたりもします。子供のころに流行ったような、どこか懐かしく、いい意味でチープな雰囲気が彼女の作品の特徴です。海外に行く機会がある彼女は、世界でさまざまなことを吸収して成長中。まだまだ若く輝いています。
小林真梨子/東京を拠点に活動する写真家。これまでの主な展示に「東京女子展」(2015)、シブカル(夏)祭。「女子と渋谷の写真展。」(2016)がある。注目のイットガールズとの交友関係が広く、被写体の自然な表情を捉えるのが得意。