things to see and do this week

今週見たい映画やアート、カルチャーイベント4選。

Nov
17
-
Dec
10

須藤絢乃写真展「てりはのいばら」

自身がさまざまなキャラクターになりきり、その姿を写真として納めた作品が、国内外で高い評価を受けるアーティスト・フォトグラファーの須藤絢乃。彼女の新作セルフポートレートの個展が開催中。本展では、谷崎潤一郎の代表作である「細雪」の作中に登場する、蒔岡姉妹をモチーフにしたセルフポートレートを展示。作品中には、かつて谷崎が実際に住んでいた打出の家(富田砕花旧居)や、愛用の家具も登場。大阪・阪神間で育った彼女が「細雪」を通して見た阪神間モダニズム、そして近代の女性像を自らが被写体になり、体現していく作品となっている。

芦屋市谷崎潤一郎記念館 ロビーギャラリー(http://www.tanizakikan.com/lobbygallery.html) /開催中〜12月10日(土)/ 10:00〜17:00 (入館は16:30まで、最終日15:00まで)/ 月曜休館 / 入場料:一般400円、大・高生300円、中・小生無料 ※団体料金(20人以上)は2割引、65歳以上および身体障害者手帳、精神障害者保健福祉手帳、療育手帳をお持ちの方、並びにその介護者1名は半額

Dec
5
-
11

女4美展2016

女子美術大学を卒業した女性作家、ながわよしこ・上野登志子・清水霞幽・柴田くに子の4人が集い、版画・布画・書画・パステル画と、それぞれ異なる技法で制作した新作が並ぶ展示会「女4美展2016」が、銀座のGallery龍乃屋で行われる。4人の仲間による「女4美展」は、今年で13回目を迎える。年を重ねてもなお精力的に制作を続ける彼女たちの世界観に触れてみてほしい。

Gallery龍乃屋 (http://members3.jcom.home.ne.jp/ueno.toshiko/g.tatsunoya/joshibiten2016.html) / 12月5日(月)~12月11日(日)/ 12:00~18:00 ※最終日は17:00まで / 入場無料

Dec
9
-
25

「女子と渋谷の展覧会 from シブカル祭。」

一時休業中の渋谷PARCOや駅前の大規模な再開発など、変わりゆく渋谷の街。スペイン坂に新たにオープンする「GALLERY X BY PARCO」では、こけら落としとなる第一弾企画として、毎年秋に渋谷PARCOで開催されてきた女子クリエイターの祭典「シブカル祭。」のスピンオフ企画「女子と渋谷の展覧会 from シブカル祭。」が開催される。「渋谷のストリート」をテーマに、女子クリエイターたちが作品を制作・展示。ペインティング、写真、映像など、さまざまなメディアと手法で作り上げられる、「シブカル祭。」らしい、何でもありで刺激的な空間を味わえば、渋谷の“今”を体感できるはず。オープニングを盛大に祝うライブ&パフォーマンスや、女子クリエイターたちによるクリスマスマーケットも開催予定。

GALLERY X BY PARCO(http://www.parco-art.com/web/gallery-x/exhibition.php?id=1030 )/ 12月9日(金) 〜 12月25日(日) / 11:00-20:00 ※「シブカル(OPENING)NIGHT!」:12月9日(金)19:00〜21:00、「クリスマス直前! プレゼントマーケット! 」:12月17日(土)12:00〜 ※予定 / 会期中無休 / 入場料無料 / 参加クリエイター:愛☆まどんな、青柳菜摘、オカダキサラ、シシヤマザキ、とんだ林蘭、若木くるみ、UMMMI.

Dec
10
-
Feb
5

19th DOMANI・明日展

将来の日本の芸術界を支える人材育成プログラムの一環として、文化庁が1998年から実施している「ドマーニ・明日展」が、今年度で19回目を迎える。国立新美術館の豊かな空間を用いて行われる本展では、若い作家たちによる絵画・写真・映像・アニメーション・インスタレーション・陶芸・メディアアートなど多様な表現に触れることができる。エビチリを目の前に白目を剥く自画像で『GEISAI#6』の金賞を受賞し、その巨大な「変顔」の作品が注目を集めるアーティスト・松井えり菜をはじめ、次世代の日本のアートシーンを支える人材が集う、特別な機会だ。

松井 えり菜《顔の惑星~リンカネーション!!!~》2016年

未来を担う美術家たち 19th DOMANI・明日展 文化庁新進芸術家海外研修制度の成果 (http://domani-ten.com) / 国立新美術館 企画展示室2E / 2016年12月10日(土)~2017年2月5日(日)/ 10:00~18:00 ※金・土は20:00まで / 火曜定休 ※2016年12月20日(火)~2017年1月10日(火)休館 / 入場料:一般 1,000円 ※1月21日(土)は入場無料

This Week

和洋新旧の混交から生まれる、妖艶さを纏った津野青嵐のヘッドピース

アーティスト・津野青嵐のヘッドピースは、彼女が影響を受けてきた様々な要素が絡み合う、ひと言では言い表せないカオティックな複雑さを孕んでいる。何をどう解釈し作品に落とし込むのか。謎に包まれた彼女の魅力を紐解く。

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小説家を構成する感覚の記憶と言葉。村田沙耶香の小説作法

2003年のデビュー作「授乳」から、2016年の芥川賞受賞作『コンビニ人間』にいたるまで、視覚、触覚、聴覚など人間の五感を丹念に書き続けている村田沙耶香。その創作の源にある「記憶」と、作品世界を生み出す「言葉」について、小説家が語る。

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ヴォーカリストPhewによる、声・電子・未来

1979年のデビュー以降、ポスト・パンクの“クイーン”として国内外のアンダーグランドな音楽界に多大な影響を与えてきたPhewのキャリアや進化し続ける音表現について迫った。

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川内倫子が写す神秘に満ち溢れた日常

写真家・川内倫子の進化は止まらない。最新写真集「Halo」が発売開始されたばかりだが、すでに「新しい方向が見えてきた」と話す。そんな彼女の写真のルーツとその新境地を紐解く。

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動画『Making Movement』の舞台裏にあるもの

バレリーナの飯島望未をはじめ、コレオグラファーのホリー・ブレイキー、アヤ・サトウ、プロジェクト・オーらダンス界の実力者たちがその才能を結集してつくり上げた『Five Paradoxes』。その舞台裏をとらえたのが、映画監督アゴスティーナ・ガルヴェスの『Making Movement』だ。

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アーティスト・できやよい、極彩色の世界を構成する5つの要素

指先につけた絵の具で彩色するフィンガープリントという独特の手法を用いて、極彩色の感覚世界を超細密タッチで創り出すアーティスト・できやよい。彼女の作品のカラフルで狂気的な世界観を構成する5つの要素から、クリエーション誕生の起源を知る。

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ハーレー・ウェアーの旅の舞台裏

写真家ハーレー・ウィアー(Harley Weir)が世界5カ国に生きる5人の女性を捉えた旅の裏側、そして、ドキュメンタリー映像作家チェルシー・マクマレン(Chelsea McMullen)が現代を象徴するクリエイターたちを捉えた『Making Images』制作の裏側を見てみよう。

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『Making Codes』が描くクリエイティヴな舞台裏

ライザ・マンデラップの映像作品『Making Codes』は、デジタルアーティストでありクリエイティヴ・ディレクターでもあるルーシー・ハードキャッスルの作品『Intangible Matter』の舞台裏をひも解いたものだ。その作品には、プロデューサーとしてファティマ・アル・カディリが参加しているほか、アーティストのクリス・リーなど多くの有名デジタルアーティストが関わっている。

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ローラ・マーリンが表現する、今“見る”べき音楽

イギリス人のミュージシャン、ローラ・マーリンのニューアルバムに満ちている“ロマンス”。男っぽさがほとんど感じられないその作品は、女性として現代を生きることへの喜びを表現している。

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