things to see and do this week

今週見たい映画やアート、カルチャーイベント4選。

Jan
21
-
29

西加奈子 個展「i」

直木賞作家、西加奈子が新作『i(アイ)』の刊行によせて、同タイトルの個展を開催する。兼ねてからクリエイションの一環として「文学」と同じく、「アート」にも情熱を傾け、これまでも自著の表紙絵や挿絵を手がけてきた彼女。その作品たちは彼女の生み出す小説世界とリンクし、より深く物語を味わうための手がかりとなる。本展では、小説『i(アイ)』のラストシーンをモチーフに、作品の世界観を360°にわたって表現したインスタレーション作品を展示。彼女の創り上げるプリミティブな力強さと繊細さを併せ持った表現世界を、私たちはそこで目の当たりにし、そして体験することになる。

AI KOWADA GALLERY ( http://aikowadagallery.com/ja/aikowadagallery/exhibition/2017/iai/ ) / 2017.01.21(土) - 2017.01.29(日) 会期中無休/ 14:00-18:00 / 無料 / 西 加奈子 "i (アイ) #1" ボール紙にクレヨン 1000 × 1600mm approx.  2016年制作 ©the artist courtesy of AI KOWADA GALLERY  写真;若木信吾


Nov
17
-
Jan
29

映像作家ぬQ 展覧会「レモンヤマ登山隊」

どこかアナログなゆるさを感じさせるデジタルグラフィックと、独自の“トランス”感覚をミックスさせた作品で話題を呼ぶ気鋭アニメーション作家・ぬQ。文化庁メディア芸術祭への選出や著名アーティストのMV制作、映像広告など、幅広く活動する彼女の個展が、ゴールデン街に店を構えるレモンサワーの名店The OPEN BOOKで遂に始まった。「レモンヤマ登山隊」と題された今回の展覧会は、同店で提供されているレモンサワーがどのように作られているのかを、ゴールデン街という立地、そしてThe OPEN BOOKの空間を最大限に活かした展示内容。“レモン山”の登頂を目指し、山道に見立てた狭い階段を1人ずつ登りながら鑑賞していくスタイルも、実に彼女らしいユーモアある表現になっている。古き良き昭和の匂いを残す店内で、レモンサワーを片手に、ぬQの世界観にたっぷりと酔いしれたい。

特設サイト(https://dl.dropboxusercontent.com/u/6615765/lemonyama/lemonyama.html)/ 開催中〜1月29日(日) / 19:00〜26:00(1月28日、29日は16:00〜、日曜は24:00まで) / 無料(1ドリンク別)

Jan
23
-
Feb
4

近藤智美展 「媚び術研究」

“元マンバギャル”という異色の経歴を持つ現代美術家・近藤智美は、そのバックグラウンドから生み出される常識にとらわれないアナーキーな表現が、今最も注目されているアーティストだ。独学で技法を取得し、製作し続けてきた近藤の作品は、時に軽やかなユーモアに溢れながら、時に挑発的に鋭く、現代社会を切り取り俯瞰する。今回開催される個展では、新作の絵画作品や立体作品を中心に、今まで描きためてきた漫画、執拗に切り取り続けてきた夢日記まで余すところなく展示する、これまでにない圧倒的な内容に。人間というモチーフを古典技法や様々な引用を用い、抑制した

タッチで描く稀有な世界観を、この機会にどうぞご堪能あれ。

ヴァニラ画廊 新画廊 展示室 A&B (http://www.vanilla-gallery.com/archives/2017/20170123ab.html) /

1月23日 〜 2月4日※会期中無休/平日:12時〜19時 休日:12時〜17時/入場料:500円

Jan
28

Maika Loubté "Le Zip" Release Party in Osaka

鈴木慶一や菊地成孔、80KIDZといった人気アーティストとの競演や、CMや映画の音楽を手がけるなど、いま注目を集める日仏ハーフのエレクトロ・ポップアーティスト、マイカ・ルブテ。宅録を独学で始めた彼女は、その有機的な歌声と暖かみのある電子音を自由自在に操り、次世代のサウンドスケープを描き出す。昨年秋に発表した新作アルバム『Le Zip』のリリースを記念したパーティーが、大阪のライブハウスSocore Factoryで開催される。ファッションアイコンとしてもメディアやSNSを日々賑わせている彼女が奏でる、オルタナティブなポップ•サウンドに身体を揺らし、その熱気を肌で感じてほしい。

Socore Factory (http://socorefactory.com/schedule/2017/01/28/monument/) / 2017年1月28日(土) 開場/開演 18:00 / 前売 2500円(1ドリンク代別) 当日 3000円(1ドリンク代別)

本公演の前売り予約はイベント特設サイトの予約フォームより可能。 尚、予約は公演前日1/27(金)24:00まで受付中。/[LIVE] Maika Loubté / VANILLA.6 / awl [DJ] Shuji Nabara(donut talk)/ Nishikawa(monotone) [VJ] Yosuke Ono

This Week

和洋新旧の混交から生まれる、妖艶さを纏った津野青嵐のヘッドピース

アーティスト・津野青嵐のヘッドピースは、彼女が影響を受けてきた様々な要素が絡み合う、ひと言では言い表せないカオティックな複雑さを孕んでいる。何をどう解釈し作品に落とし込むのか。謎に包まれた彼女の魅力を紐解く。

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小説家を構成する感覚の記憶と言葉。村田沙耶香の小説作法

2003年のデビュー作「授乳」から、2016年の芥川賞受賞作『コンビニ人間』にいたるまで、視覚、触覚、聴覚など人間の五感を丹念に書き続けている村田沙耶香。その創作の源にある「記憶」と、作品世界を生み出す「言葉」について、小説家が語る。

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ヴォーカリストPhewによる、声・電子・未来

1979年のデビュー以降、ポスト・パンクの“クイーン”として国内外のアンダーグランドな音楽界に多大な影響を与えてきたPhewのキャリアや進化し続ける音表現について迫った。

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川内倫子が写す神秘に満ち溢れた日常

写真家・川内倫子の進化は止まらない。最新写真集「Halo」が発売開始されたばかりだが、すでに「新しい方向が見えてきた」と話す。そんな彼女の写真のルーツとその新境地を紐解く。

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動画『Making Movement』の舞台裏にあるもの

バレリーナの飯島望未をはじめ、コレオグラファーのホリー・ブレイキー、アヤ・サトウ、プロジェクト・オーらダンス界の実力者たちがその才能を結集してつくり上げた『Five Paradoxes』。その舞台裏をとらえたのが、映画監督アゴスティーナ・ガルヴェスの『Making Movement』だ。

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アーティスト・できやよい、極彩色の世界を構成する5つの要素

指先につけた絵の具で彩色するフィンガープリントという独特の手法を用いて、極彩色の感覚世界を超細密タッチで創り出すアーティスト・できやよい。彼女の作品のカラフルで狂気的な世界観を構成する5つの要素から、クリエーション誕生の起源を知る。

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ハーレー・ウェアーの旅の舞台裏

写真家ハーレー・ウィアー(Harley Weir)が世界5カ国に生きる5人の女性を捉えた旅の裏側、そして、ドキュメンタリー映像作家チェルシー・マクマレン(Chelsea McMullen)が現代を象徴するクリエイターたちを捉えた『Making Images』制作の裏側を見てみよう。

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『Making Codes』が描くクリエイティヴな舞台裏

ライザ・マンデラップの映像作品『Making Codes』は、デジタルアーティストでありクリエイティヴ・ディレクターでもあるルーシー・ハードキャッスルの作品『Intangible Matter』の舞台裏をひも解いたものだ。その作品には、プロデューサーとしてファティマ・アル・カディリが参加しているほか、アーティストのクリス・リーなど多くの有名デジタルアーティストが関わっている。

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ローラ・マーリンが表現する、今“見る”べき音楽

イギリス人のミュージシャン、ローラ・マーリンのニューアルバムに満ちている“ロマンス”。男っぽさがほとんど感じられないその作品は、女性として現代を生きることへの喜びを表現している。

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