things to see and do this week

今週見たい映画やアート、カルチャーイベント4選

Nov
17
-
Feb
5

佐野方美 写真集「SLASH」

ファッション誌やブランド広告など、コマーシャルフォトの領域で活動を続ける写真家・佐野方美による初の写真集「SLASH」の発表に合わせて、同タイトルの写真展が2つの会場で同時開催されている。「いつでも同じテンションで撮り続ける」「ただシャッターを押し続ける」という姿勢を貫く彼女によって切り取られ、写し出される世界。本展は、無意識下で惹きつけられた情景、モノやコトの断片、街角のポスター、アスファルトや路上の車など、あらゆる境界線を取り払ったイメージが集積する内容に。純粋な創作行為が果てしなく重なり合う空間に身を委ねれば、「反復そのものの間隙」に迷い込み、見慣れた日常のシーンがいつもと違った意味を生み出すだろう。

AL(http://al-tokyo.blogspot.jp/2017/01/slash.html) / NADiff Window Gallery(http://www.nadiff.com/?p=5003)※2会場同時開催 / 開催中〜2月5日(日)/ 12:00〜19:00 / 会期中無休 / 入場無料

Nov
17
-
Feb
5

梅佳代 写真展『梅佳代さんちの、「あのこ」の写真展 白い犬。

カメラに向かって奇妙なポーズを取り、おどけた顔を見せる近所のチビッコ男子たち、陽だまりの部屋で柔らかな表情で笑う自らの祖父など、身近な人々の魅力的な表情を写す作品が観る者を惹きつけてやまない、写真家・梅佳代。最新作『白い犬』の発売を記念して、写真展『梅佳代さんちの、「あのこ」の写真展 白い犬。』が南青山のTOBICHI2で開催されている。今作の主人公である「白い犬」とは、梅家の愛犬・リョウのこと。とも野山を探索し、ともに寄り添い生きた一匹の17年間を追った写真の数々が並ぶ本展は、日常に潜む一瞬の輝きを鮮やかに捉える、梅佳代の真骨頂を味わうことができる。作品展示に加え、過去の著作が並ぶ特設ショップもオープンするので、ぜひ併せて楽しんでほしい。

TOBICHI2 (http://www.1101.com/umekayo_tobichi2/index.html)/ 開催中〜2月5日(日)/ 11:00〜19:00 ※22日のみ17時クローズ / 会期中無休 / 入場無

Jan
31
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Feb
17

佐藤麻優子展「ようかいよくまみれ」

第14回写真「1_WALL」グランプリを受賞した、23歳の写真家・佐藤麻優子による個展「ようかいよくまみれ」はもうチェックしただろうか。雑然とした家具売り場、イスが並んだ待合室など、日常的な風景の中に映る友人たちに自らの感覚を投影した彼女の作品たち。同世代が抱える閉塞感や退屈さといった空気を映し出し、観る者にそのリアリティーをありありと突きつける。写真に意図的なデジタル加工を加えることで作り出される、日常的に見えてどこか違和感を憶えるイメージの数々に対峙すれば、言葉にできない、人間の持つ複雑に混じり合う感情や感覚を呼び起こされ、自らの内側が静かに共鳴するのを感じられるはず。

ガーディアン・ガーデン (http://rcc.recruit.co.jp/gg/?p=26902) / 1月31日(火)〜2月17日(金)/ 11:00〜19:00 / 日曜祝日休館 / 入場無料 / オープニングパーティー:1月31日(火)19:00〜20:30 / トークイベント:2月9日(木)19:10〜20:40 / 詳細はWEB

Nov
17
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Mar
20

片山真理「帰途」

瀬戸内国際芸術祭や六本木クロッシングなど、昨年開催された大規模な展覧会でも強い存在感を放ち、今注目を集めている若手アーティスト・片山真理による展示「帰途」が、群馬県立近代美術館で開催中だ。群馬で育ち、作家としてのスタートを切った彼女による今回の展示は、月日の流れとともに様々な変化を経て、成長した彼女が辿りつく、まさに「帰途」を表現したものとなっている。9歳で両足を切断して以降、義足で生活をする自らの身体・精神と世界との関係を探り、生み出して来た作品群とともに、幼少期より慣れ親しんだ土地で撮影したセルフポートレートが並ぶ本展を通して、片山真理という一人のアーティストの生きざまを見つめてほしい。

群馬県立近代美術館 展示室 5(http://mmag.pref.gunma.jp/exhibition/)/ 開催中〜3月20日(月・祝)/ 9:30〜17:00 (入館は16:30まで) /  毎週月曜休館(3月20日は開館) /一般 300(240)円、大高生 150(120)円 ( )内は団体料金 *中学生以下、障害者手帳等をお持ちの方とその介護者1名は無料

This Week

和洋新旧の混交から生まれる、妖艶さを纏った津野青嵐のヘッドピース

アーティスト・津野青嵐のヘッドピースは、彼女が影響を受けてきた様々な要素が絡み合う、ひと言では言い表せないカオティックな複雑さを孕んでいる。何をどう解釈し作品に落とし込むのか。謎に包まれた彼女の魅力を紐解く。

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小説家を構成する感覚の記憶と言葉。村田沙耶香の小説作法

2003年のデビュー作「授乳」から、2016年の芥川賞受賞作『コンビニ人間』にいたるまで、視覚、触覚、聴覚など人間の五感を丹念に書き続けている村田沙耶香。その創作の源にある「記憶」と、作品世界を生み出す「言葉」について、小説家が語る。

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ヴォーカリストPhewによる、声・電子・未来

1979年のデビュー以降、ポスト・パンクの“クイーン”として国内外のアンダーグランドな音楽界に多大な影響を与えてきたPhewのキャリアや進化し続ける音表現について迫った。

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川内倫子が写す神秘に満ち溢れた日常

写真家・川内倫子の進化は止まらない。最新写真集「Halo」が発売開始されたばかりだが、すでに「新しい方向が見えてきた」と話す。そんな彼女の写真のルーツとその新境地を紐解く。

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動画『Making Movement』の舞台裏にあるもの

バレリーナの飯島望未をはじめ、コレオグラファーのホリー・ブレイキー、アヤ・サトウ、プロジェクト・オーらダンス界の実力者たちがその才能を結集してつくり上げた『Five Paradoxes』。その舞台裏をとらえたのが、映画監督アゴスティーナ・ガルヴェスの『Making Movement』だ。

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アーティスト・できやよい、極彩色の世界を構成する5つの要素

指先につけた絵の具で彩色するフィンガープリントという独特の手法を用いて、極彩色の感覚世界を超細密タッチで創り出すアーティスト・できやよい。彼女の作品のカラフルで狂気的な世界観を構成する5つの要素から、クリエーション誕生の起源を知る。

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ハーレー・ウェアーの旅の舞台裏

写真家ハーレー・ウィアー(Harley Weir)が世界5カ国に生きる5人の女性を捉えた旅の裏側、そして、ドキュメンタリー映像作家チェルシー・マクマレン(Chelsea McMullen)が現代を象徴するクリエイターたちを捉えた『Making Images』制作の裏側を見てみよう。

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『Making Codes』が描くクリエイティヴな舞台裏

ライザ・マンデラップの映像作品『Making Codes』は、デジタルアーティストでありクリエイティヴ・ディレクターでもあるルーシー・ハードキャッスルの作品『Intangible Matter』の舞台裏をひも解いたものだ。その作品には、プロデューサーとしてファティマ・アル・カディリが参加しているほか、アーティストのクリス・リーなど多くの有名デジタルアーティストが関わっている。

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ローラ・マーリンが表現する、今“見る”べき音楽

イギリス人のミュージシャン、ローラ・マーリンのニューアルバムに満ちている“ロマンス”。男っぽさがほとんど感じられないその作品は、女性として現代を生きることへの喜びを表現している。

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