things to see and do this week

今週見たい映画やアート、カルチャーイベント4選。

Oct
22
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28

東京スクリーム・クイーン映画祭2016

世界中から集められた女性監督によるジャンル映画(ホラー、サスペンス、ダークファンタジー、ホラーコメディ)を上映するイベント「東京スクリーム・クイーン映画祭」が毎年恒例となっているハロウィン・シーズンの10月22日(土)から10月28日(金)まで開催。メイン会場である東京に加え、名古屋や大阪でのツアーイベントも開催し、今年はシンガポールでもイベント開催が決定するなど、ますます注目度が高まっている。長編ホラー作品や、100本以上の中から選ばれた短編作品など、上映される作品はすべて日本初上映の作品。新たなホラーの魅力を感じて、いつもと違うハロウィン・ムードが楽しめる。

東京スクリーム・クイーン映画祭2016(http://www.sqfft.jp/UPLINK FACTORYにて公開中/10月28日(金)各プログラム 1,800円、 3回券(長編プログラム + 短編プログラム)4,200円/特別割引実施:ホラ友割(3人以上でご来場の方1名)1,500円、ホラー・ラバーズ割(男女ペアでご来場の方1名)1,500円/特別興行の為、パスポート会員使用不可。サービスデー・各種割引適応外。

Oct
14

西川美和監督最新作「永い言い訳」

『ゆれる』や『ディア・ドクター』等で、国内外での評価が高い西川美和監督の最新作『永い言い訳』が公開された。西川監督自身が執筆し、直木賞候補になった同名小説を映画化した4年ぶりの新作映画。主演を務めるのは、7年振りの映画主演になる、日本を代表する演技派俳優・本木雅弘。そのほか国内屈指の実力派俳優たちが脇を固め、作品世界をより豊かで、味わい深いものにしている。本作品は、妻の事故死を他人事のようにしか受け止められない作家の津村啓こと衣笠幸夫が、同じ事故で母親を亡くした幼い兄妹とその父親・陽一らとの交流によって、次第に心情を変化させていくさまを追う人間ドラマ。名優たちが作り出す緊張感ある世界観に、次第に引き込まれ、どっぷりと浸かってしまうこと間違いなし。

『永い言い訳』(nagai-iiwake.com/)/10月14日(金)より全国ロードショー/出演:本木雅弘、竹原ピストル、藤田健心、白鳥玉季、堀内敬子、池松壮亮、黒木華、山田真歩、深津絵里/Photo:永い言い訳 ©2016「永い言い訳」制作委員会/配給:アスミック・エース

Oct
20
-
31

Hanna Fushihara Aron「Secrets and Dreams」

ニューヨークで活動中のキュレーターHanna Fushihara Aronによる、来店者参加型の展示イベントがLamp harajukuで行われている。今回のテーマは「夢と秘密」。風船の中に子供の頃の夢や秘密を入れ、ギャラリーに訪れた人たちと共有する仕掛けに。100円ほどの募金をしたのち、風船を割って他の人の秘密を読むことができたりと、来場者参加型のインスタレーションになっている。今回の展示で集まった募金は、Lamp harajukuよりアーティスト選定の団体へ寄付される。作品を観るだけではなく、アートに触れ参加してみるのも新しい楽しみ方のひとつ。

Hanna Fushihara Aron 「Secrets and Dreams」/Lamp harajuku (lamp-harajuku.com) /開催中〜10月31日(月)/11:00〜19:30 最終日17:00まで/入場料:無料 

Oct
25
-
Feb
26

「ヴェルサイユ宮殿《監修》 マリー・アントワネット展 美術品が語るフランス王妃の真実」

展覧会「ヴェルサイユ宮殿《監修》 マリー・アントワネット展 美術品が語るフランス王妃の真実」が、六本木ヒルズの森アーツセンターギャラリーで開催されている。フランス王妃マリー・アントワネットが暮らしたヴェルサイユ宮殿の企画・監修のもと、彼女の生涯を巡る今回の展覧会には、肖像画や王妃が愛用した食器や漆器、家具、身に着けた衣服、そして革命期の資料など、およそ200点の美術的、歴史的な品々が並ぶ。最大の見どころは、マリー・アントワネットのプライベート空間「プチ・アパルトマン」を、王妃が実際に使った家具や、同時代の浴槽などとともに原寸大で再現した展示。ヴェルサイユ宮殿以外で、この規模の空間再現がなされるのは史上初の試みとなる。数々の美術品や資料、彼女の暮らした空間や時代を全身で体感したい。

森アーツセンターギャラリー(http://www.ntv.co.jp/marie/)/但し火曜日および、10月27日(木)は17:00まで。入館は閉館の30分前まで/観覧料:一般1,800円、高校・大学生1,200円、小・中学生600円、小学生未満は入館無料/Photo:エリザベト=ルイーズ・ ヴィジェ・ル・ブラン 《ゴール・ドレスを着たマリー・アントワネット》1783年頃 ワシントン・ナショナル・ギャラリー、ティムケン・コレクション ©Courtesy National Gallery of Art, Washington

This Week

和洋新旧の混交から生まれる、妖艶さを纏った津野青嵐のヘッドピース

アーティスト・津野青嵐のヘッドピースは、彼女が影響を受けてきた様々な要素が絡み合う、ひと言では言い表せないカオティックな複雑さを孕んでいる。何をどう解釈し作品に落とし込むのか。謎に包まれた彼女の魅力を紐解く。

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小説家を構成する感覚の記憶と言葉。村田沙耶香の小説作法

2003年のデビュー作「授乳」から、2016年の芥川賞受賞作『コンビニ人間』にいたるまで、視覚、触覚、聴覚など人間の五感を丹念に書き続けている村田沙耶香。その創作の源にある「記憶」と、作品世界を生み出す「言葉」について、小説家が語る。

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ヴォーカリストPhewによる、声・電子・未来

1979年のデビュー以降、ポスト・パンクの“クイーン”として国内外のアンダーグランドな音楽界に多大な影響を与えてきたPhewのキャリアや進化し続ける音表現について迫った。

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川内倫子が写す神秘に満ち溢れた日常

写真家・川内倫子の進化は止まらない。最新写真集「Halo」が発売開始されたばかりだが、すでに「新しい方向が見えてきた」と話す。そんな彼女の写真のルーツとその新境地を紐解く。

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動画『Making Movement』の舞台裏にあるもの

バレリーナの飯島望未をはじめ、コレオグラファーのホリー・ブレイキー、アヤ・サトウ、プロジェクト・オーらダンス界の実力者たちがその才能を結集してつくり上げた『Five Paradoxes』。その舞台裏をとらえたのが、映画監督アゴスティーナ・ガルヴェスの『Making Movement』だ。

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アーティスト・できやよい、極彩色の世界を構成する5つの要素

指先につけた絵の具で彩色するフィンガープリントという独特の手法を用いて、極彩色の感覚世界を超細密タッチで創り出すアーティスト・できやよい。彼女の作品のカラフルで狂気的な世界観を構成する5つの要素から、クリエーション誕生の起源を知る。

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ハーレー・ウェアーの旅の舞台裏

写真家ハーレー・ウィアー(Harley Weir)が世界5カ国に生きる5人の女性を捉えた旅の裏側、そして、ドキュメンタリー映像作家チェルシー・マクマレン(Chelsea McMullen)が現代を象徴するクリエイターたちを捉えた『Making Images』制作の裏側を見てみよう。

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『Making Codes』が描くクリエイティヴな舞台裏

ライザ・マンデラップの映像作品『Making Codes』は、デジタルアーティストでありクリエイティヴ・ディレクターでもあるルーシー・ハードキャッスルの作品『Intangible Matter』の舞台裏をひも解いたものだ。その作品には、プロデューサーとしてファティマ・アル・カディリが参加しているほか、アーティストのクリス・リーなど多くの有名デジタルアーティストが関わっている。

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ローラ・マーリンが表現する、今“見る”べき音楽

イギリス人のミュージシャン、ローラ・マーリンのニューアルバムに満ちている“ロマンス”。男っぽさがほとんど感じられないその作品は、女性として現代を生きることへの喜びを表現している。

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