イギリス人のミュージシャン、ローラ・マーリンのニューアルバムに満ちている“ロマンス”。男っぽさがほとんど感じられないその作品は、女性として現代を生きることへの喜びを表現している。
ロサンゼルスを拠点に活動するCharlesは、感覚遮断(視覚、聴覚、嗅覚、味覚、触覚などの人間の感覚に対する刺激を、極力減少させること)によって引き出される、ドリーミーな「ベッドルーム・イタロ・ディスコ」を、ひとりになれる空間ならどこでもレコーディングしてしまう。
現代の女性らしさの矛盾と問題を暴く、レイラ・スリマニの最新作『シャンソン・ドゥース(chanson douce:優しい歌)』。近く映画化も決まっている小説家が、感覚、政治、登場人物の肌色を決めないことの重要性について語る。
アイコニックな詩人、作家、そして大統領候補にもなったことのあるアイリーン・マイルズに、60年代から現代にいたる、彼女の激動の半生について訊いた。
剥製術を嫌う剥製師であるには、頭を使った発想の転換が必要だ。ハリエット・ホートン(Harriet Horton)は実際に剥製術を嫌悪している。少なくとも、そのステレオタイプ的な在り様には。
レイキャヴィークルダエトゥールがやってくる!
ここ数年にわたりパリ国立オペラの観客たちを魅了する、24歳のプリマ・バレリーナ、レティツィア・ガローニ(Letizia Galloni)。そんな彼女が、独学で学んだ少女時代から、彼女のダンス教育、そしてステージ上でのセンセーションに至るまでを、率直に気持ちよく語ってくれた。
ベルリンはクロイツベルクの中心に位置するミクストメディアのイベントスペース〈スペクトラム〉で、月に一度開かれる会合〈スメル・ラボ〉。その創始者こそ、バルセロナが生んだ香りのアーティスト、クララ・ラヴァットだ。〈スメル・ラボ〉は香り愛好者たちのための実験的なワークショップで、香りの芸術科学を探求している。
ペニー・ゴーリングはロンドンを拠点とするアーティストであり、詩人でもある。カジュアルでありながら緻密という非凡な手法で「非常に注意深く間違えた」作品をつくりあげてきた。今回はそんなペニーについてもっとよく知ることのできるインタビューに加え、彼女が〈The Fifth Sense〉のために書き下ろした詩「tower block 55」を紹介する。