アメリカのコンセプチュアル・アーティスト、ニナ・カチャドリアンが作品に使うのは、電話の保留音、ネックピロー、そしてクモの巣(同時にこれらを使うわけではないが)。そのアートが切り込んでいくのは、私たちが当たり前に受け取っている日常の風景だ。
人気がなく閑散とした空間にネオンでつくった文字を並べた、写真とインスタレーション。そうした作品を通して、イ・ジョンは“孤独感”と“忘れ去られた世界”を表現する。
新世代を担う、6人の女性フォトグラファーたち。彼女たちはファッション、アート、広告、そして世界を改めて見直すべく、いま、自分そして女性たちにカメラを向け、自身の世界観を切り取る。
中東で活躍する5人のイラストレーターが、その胸に秘めた想いと、それぞれの分野で現状を打破してきた経験を語る。
モニカ・ガルザは、メキシコ人と韓国人の血を引く画家。自らのイメージと文化をベースに描かれる彼女の作品は、臆することなく体いっぱいに生を表現する女性たちと、そんな女性たちが世界におよぼす影響を力強く表現している。
南アフリカ出身の写真家・映画監督、ジャブー・ナディア・ニューマン。その写真や映画、ウェブシリーズ〈The Foxy Five〉は、世間に見落とされがちなものを浮かび上がらせ、フェミニズムやセクシャリティ、政治や不正といったユニバーサルなテーマに光を当てるべく制作されている。
姉妹の絆ほど深く、複雑な関係性はほとんど存在しない。姉妹であることの意味を写真でとらえようとし続けている1人のフォトグラファーが、そこに見出したものについての本を出版する。
感覚がもたらす悦びの力をずっと知っていた南アフリカのアーティスト、レディ・スコリー。彼女の作品に欠かせないのは、かつて母が虜だったフルーツと、彼女が大切にしている“感覚”。