『HIGH(er)magazine』編集長 Haruの創造の源泉を探るための、5つの日常。

ファッションや音楽、カルチャー等を独自の視点から切り取った、インディペンデントマガジン  『HIGH(er)magazine』を創刊し、その感性の鋭さ、独創性あふれる編集方法、クリエイティブに対する熱量の大きさから、注目を集めるクリエイターHaru。彼女の創造力の源を探るヒントは、なんでもない日常に潜んでいるようだ。

1

『HIGH(er)magazine』

私たちが表現したいことを本当に自由に表現したいと思うならば、そのプラットフォームから私たち自身で作り上げることが必要と感じています。"自分のこと" から "自分と繋がっていること、繋がること" にテーマも変わりつつあり、今後も『HIGH(er)magazine』は人と物事を繋げる場であり続けます。

2

グレーのTシャツ

ダサい格好が自分らしくて好き(笑)。 グレーの大きなTシャツにグレーのスウェット、ジーンズが最近の定番の作業スタイルです。

3

知らないことにオープンでいること

興味があると思ったらとりあえずやってみたり、その場へ足を運びたいと常に思っています。何事もやってみないとわからないから。ジャンルに捉われないでいたいです。

4

マフラー

ある日、マフラーが編みたくなって、衝動で手芸店へ走りました。編み続けているうちに4メートル近くに。このまま編み続けて、友人みんなが包まれるくらいの長さにしようかと思っています(笑)。

5

ことば

言葉に残すことで消えてしまうものもあるけれど、言葉にしないと後悔することは多い。今は、亡き友人に伝えたかった言葉が、毎日体の中をめぐっている気がします。ドイツ語と日本語で物事を考えるときに、自分のパーソナリティが全然違うことも面白いな、と思っています。

Haru /『HIGH(er)magazine』編集長。東京芸術大学先端芸術表現科学部在学中。10代の6年間をドイツですごし、さまざまなカルチャーやファッションに慣れ親しむ。

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