things to see and do this week

今週見たい映画やアート、カルチャーイベント4選。

Apr
27
-
Mar
22

「Girls × Girls」 Vol.5

音楽ジャンルの垣根を越えた女性アーティストのマッチアップによって、新鮮な驚きと感動を生み出すライブイベント「Girls×Girls」。5回目となる今回は、女子の赤裸々な心情を綴った楽曲でたびたび”激情派”と称される歌手の大森靖子と、カラフルな楽曲でインディーズながら異例のヒットを記録しているバンドのShiggy Jr.が共演する。異なるベクトルで時代の先端をいく両者のエネルギーが1つのステージで衝突し、予測不能の化学反応が繰り広げられる一夜に、全身の感覚を震わせ、刺激する音の波を楽しんで。

公式WEB ( http://girlsgirls.jp )/3月22日(水)/18:30 開場、19:00 開演/¥4,000(整理番号付き入場券、オールスタンディング) ※4歳以上有料、別途ドリンク代

Apr
27
-
Mar
24

ヤスミン・アフマド監督作品 特集上映

マレーシアの映画監督、ヤスミン・アフマドの遺作『タレンタイム』の公開を記念した、過去作品の特集上映がシアター・イメージフォーラムで開催される。2009年に若くして亡くなった彼女が残した映画は6本と少ないながら、民族や思想などすべての壁を軽やかに超え、微笑みを忘れない愛の世界がありありと描かれている。東京国際映画祭やベルリン国際映画祭での受賞をはじめ、大きな注目を集めた彼女が、作品を通じて訴えかける平和へのメッセージとは何か? そのメッセージに込められた温かく、力強い想いは、さまざまな社会問題によって不安定になっていく現代において、さらにその重要性を増していくだろう。過去作品が一挙に上映されるこの機会に、作品の中で語られる、実直で揺るぎないその声に耳をかたむけて欲しい。

シアター・イメージフォーラム(http://www.imageforum.co.jp/theatre/movies/668/) / 開催中~24日(金) / 料金:一般 1,500円 、3回券 3,900円、学生・シニア 1,200円、会員 1,100円

Mar
25
-
Apr
9

山内聡美 個展「Post Palmtree」

幼少期に過ごした風景や人を独自の視点で捉えるフォトグラファー・山内聡美による個展「Post Palmtree」が開催されている。タイトルにもあるように、関東地方に植えられたパームツリー(椰子の木)を写した作品が並ぶ本展。南国幻想をテーマに、パームツリーに対して人々が投影する「楽園=パラダイス」への漠然とした憧れや、単調な住宅街の中で樹々が放つ異様な存在感を、淡々と写実的に捉えながら、どこかリアリティーを欠いた奇妙さが表現されている。その歪んだユートピア的景観と対峙する者は、強い違和感を覚えながら、リアルとアンリアルが溶け合う境界線を、その中に探さずにはいられなくなるはず。

Cale ( http://cale.jp/ )/3月25日(土)〜4月9日(日)※オープニングレセプション:3月25日(土)18:00~20:00/11:00~20:00/休廊日:月曜

Apr
27
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Mar
26

白白庵 企画 薦田梓・新見麻紗子 二人展 「種子と胞子」

生きとし生けるものの象徴として、深海の古生物・ウミユリをモチーフに描いてきた薦田梓と、釉薬の化学変化により生まれる色彩と器の形状を用いて表現する新見麻紗子。日本独特の技法を軸に表現を続ける彼女たちの展示が、現在青山のギャラリーで開催されている。生き物の根源的な姿として知られるウミユリは私たちの体内の神経細胞のようであり、淡い光を感じさせる陶芸作品は私たちの日々の生活での繊細な感情を写し出す。二人の作品から放たれる種子と胞子たちは、いつ、どこで、どのように新しい生命を宿すのだろうか。春本番となるこの時期に、鮮やかに彩られた新たな世界に触れてみて。

白白庵( http://www.pakupakuan.jp/event/seedsandspores-2.html#NIIMI)/開催中~26日(日)※3月23日(木)は定休/11:00~19:00/入場無料

This Week

和洋新旧の混交から生まれる、妖艶さを纏った津野青嵐のヘッドピース

アーティスト・津野青嵐のヘッドピースは、彼女が影響を受けてきた様々な要素が絡み合う、ひと言では言い表せないカオティックな複雑さを孕んでいる。何をどう解釈し作品に落とし込むのか。謎に包まれた彼女の魅力を紐解く。

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ヴォーカリストPhewによる、声・電子・未来

1979年のデビュー以降、ポスト・パンクの“クイーン”として国内外のアンダーグランドな音楽界に多大な影響を与えてきたPhewのキャリアや進化し続ける音表現について迫った。

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小説家を構成する感覚の記憶と言葉。村田沙耶香の小説作法

2003年のデビュー作「授乳」から、2016年の芥川賞受賞作『コンビニ人間』にいたるまで、視覚、触覚、聴覚など人間の五感を丹念に書き続けている村田沙耶香。その創作の源にある「記憶」と、作品世界を生み出す「言葉」について、小説家が語る。

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川内倫子が写す神秘に満ち溢れた日常

写真家・川内倫子の進化は止まらない。最新写真集「Halo」が発売開始されたばかりだが、すでに「新しい方向が見えてきた」と話す。そんな彼女の写真のルーツとその新境地を紐解く。

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動画『Making Movement』の舞台裏にあるもの

バレリーナの飯島望未をはじめ、コレオグラファーのホリー・ブレイキー、アヤ・サトウ、プロジェクト・オーらダンス界の実力者たちがその才能を結集してつくり上げた『Five Paradoxes』。その舞台裏をとらえたのが、映画監督アゴスティーナ・ガルヴェスの『Making Movement』だ。

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アーティスト・できやよい、極彩色の世界を構成する5つの要素

指先につけた絵の具で彩色するフィンガープリントという独特の手法を用いて、極彩色の感覚世界を超細密タッチで創り出すアーティスト・できやよい。彼女の作品のカラフルで狂気的な世界観を構成する5つの要素から、クリエーション誕生の起源を知る。

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『Making Codes』が描くクリエイティヴな舞台裏

ライザ・マンデラップの映像作品『Making Codes』は、デジタルアーティストでありクリエイティヴ・ディレクターでもあるルーシー・ハードキャッスルの作品『Intangible Matter』の舞台裏をひも解いたものだ。その作品には、プロデューサーとしてファティマ・アル・カディリが参加しているほか、アーティストのクリス・リーなど多くの有名デジタルアーティストが関わっている。

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ハーレー・ウェアーの旅の舞台裏

写真家ハーレー・ウィアー(Harley Weir)が世界5カ国に生きる5人の女性を捉えた旅の裏側、そして、ドキュメンタリー映像作家チェルシー・マクマレン(Chelsea McMullen)が現代を象徴するクリエイターたちを捉えた『Making Images』制作の裏側を見てみよう。

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ローラ・マーリンが表現する、今“見る”べき音楽

イギリス人のミュージシャン、ローラ・マーリンのニューアルバムに満ちている“ロマンス”。男っぽさがほとんど感じられないその作品は、女性として現代を生きることへの喜びを表現している。

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